ミイの日々 6歳長女3歳次女のためのキャラ弁「ニック」

6歳長女3歳次女のためのキャラ弁「ニック」

 


キャラ弁地獄、いやキャラ弁愛。次なる刺客はニック

前回、ジュディ弁当との激闘を終えた私。

「次はもう少し簡単なキャラクターが来るだろう」

そんな淡い期待を抱いていました。

しかし、子どもたちは親の期待を裏切る天才です。

ある日、長女が言いました。

「次はニックがいい!」

ああ。

そうですよね。

ジュディの次ですもの。

当然の流れです。

むしろズートピア好きとしては正解です。

でも母としては言わせてほしい。

なぜそっちに行った。

なぜベイマックスに戻らない。

なぜ丸い顔のキャラクターを選ばない。

そんな心の叫びを飲み込みながら、私は静かにスマホでニックの画像を検索しました。

そして絶望しました。

難しい。

めちゃくちゃ難しい。

まず顔の形が複雑。

耳もある。

鼻もある。

口元も特徴的。

そして何より表情がニックなんです。

あのちょっと余裕があって、少し意地悪そうで、でも優しい感じ。

あれがニック。

逆に言うと、そこが違うとただのキツネ。

キャラクターって本当に難しい。

朝から画像を見つめながら思いました。

今日は2つ作る気になれない。

本当に。

心の底からなれない。

だって前回ジュディであれだけ苦戦したんですよ?

それなのに今度はニック。

レベル設定がおかしい。

ゲームだったらまだチュートリアルのはずなのに、いきなりラスボスが出てきている感じです。

それでも作ります。

なぜなら娘たちが楽しみにしているから。

なぜなら大好きな娘たちのためだから。

母は強い。

母は頑張る。

母は朝5時台から海苔を切る。

ただ問題があります。

愛だけじゃどうにもならない。

圧倒的に。

どうしようもなく。

画力がない。

いや待って。

これって画力なの?

キャラ弁に必要なのって画力なの?

料理の技術じゃないの?

工作力なの?

デザイン力なの?

朝からそんな哲学的なことを考えながらチーズを切っていました。

ふと疑問に思ったんです。

絵が上手い人はキャラ弁も上手なのかな。

やっぱりそうなのかな。

だとしたら私はスタート地点から不利なのでは。

いや、考えても仕方ない。

今さら画伯にはなれない。

頑張るしかない。

そして今回も最大の敵はやっぱり目でした。

目。

とにかく目。

キャラクターの命。

目の位置が少し違う。

大きさが少し違う。

角度が少し違う。

それだけで別人、いや別キツネになる。

海苔を置いては離れ。

離れては見て。

また置いて。

また離れる。

気分は美術館の学芸員です。

そしてついに完成。

長女用。

次女用。

今回ももちろん2個。




並べてみる。

うーん……。

ニック?

ニックかな?

いや。

ニックと言われればニック。

ニックのような何か。

遠目で見ればニック。

愛情補正込みならニック。

そんな仕上がりでした。

でも娘たちに見せると、

「ニックだー!」

認識された。

よかった。

本当によかった。

母の努力は無駄じゃなかった。

そして今回も無事完食。

結果オーライ。

認識してもらえて食べてもらえたなら勝ちです。

きっとそうです。

そういうことにします。

とはいえ、毎回思うんです。

キャラ弁って本当に奥が深い。

簡単そうに見えて全然簡単じゃない。

特にズートピア勢。

顔の情報量が多すぎる。

しばらくは勘弁してほしい。

本当に。

だから次こそは。

次こそはもう少し簡単なキャラクターにしよう。

丸い顔とか。

目が2つとか。

線が少ないとか。

そんな優しい世界を希望します。

まぁでも、きっと次も娘たちは言うんでしょうね。

「ママ、今度はこれ作って!」

そして私はまた画像検索をしながら絶望するのでしょう。

全国のお弁当ママたちへ。

今日も一緒に頑張りましょう。

海苔の向こう側に、子どもたちの笑顔が待っていますから。


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