ミイの日々 帝王切開、無痛分娩、普通分娩、全てを経験した私の実体験とどちらが大変だったか

帝王切開、無痛分娩、普通分娩、全てを経験した私の実体験とどちらが大変だったか

帝王切開、無痛分娩、普通分娩、全てを経験した私の実体験とどちらが大変だったか

私は子どもを3人産みました。

3人がそれぞれ違う出産方法となり、
・無痛(和痛)分娩
・普通(経膣)分娩
・帝王切開
と全部経験した私が個人的に思うことを書いていきたいと思います。

1人目(長男)は破水→陣痛促進剤→破水からもうすぐ2日経とうとしていたこととや痛みの割にお産が進まないことから最終的に39w5dで無痛(和痛)分娩

2人目(長女)はオーソドックスなおしるし→陣痛→破水→39w5dで普通分娩(経膣分娩)

3人目(次女)は全前置胎盤のため大量出血の可能性があり33週から管理入院→37w4dで予定帝王切開

100人いれば100のお産があるとよくいうほど、人によって妊娠出産の過程は全く違うと思います。

そりゃそうか、私は3人産んだけど3人ともこんなに違ったわけですし。

さて、痛みの強さは本人にしかわからないのは大前提として、よく普通分娩と帝王切開どっちが大変かみたいな話がありますよね。

日本は4人に1人が帝王切開な世の中ですが、年配の方の中にはまだ古い考えのままアップデートされずに「帝王切開だと〜」みたいに言う人もいるらしいですね。

ちなみに「世界の出産方法」を調べてもらうとわかりますが、ブラジルは半分以上が帝王切開だしアメリカだって3割以上が帝王切開で日本より割合が多いのです。

帝王切開率世界一のブラジルでは帝王切開だと出産日が決まっているので家族や親戚の予定が組みやすいから、むしろ帝王切開にしてもらって帝王切開パーティーを開いて出産をお祝いするそうな。

まぁ、そんな感じなのでこれから書くこの記事は普通分娩がいいとか、無痛がいいとか、帝王切開がいいとか推奨するものではなく、

痛みの強さや捉え方は人によって違うのであくまで3パターン全て経験した私の個人的な感想と言うことでお読みいただければと思います。

帝王切開と普通分娩(経膣分娩)、無痛分娩、どれが1番大変か

1.まず前提として

初産→破水から陣痛促進剤で40時間苦しんでからの無痛(和痛)分娩
2人目→オーソドックスなおしるしから始まり陣痛開始から7時間ほどで普通分娩
3人目→全前置胎盤で予定帝王切開

こんな感じで私は3パターン全て経験しました。


2.それぞれの大変さランキング


出産方法別の痛さランキング

1位、初産の陣痛(陣痛促進剤を使用し和痛(無痛)分娩がはじまるまでの陣痛)
2位、帝王切開の術後2日目(麻酔が切れてから)
〜〜〜〜越えられない壁〜〜〜〜
3位、2人目の陣痛

なんだ、やっぱり経膣分娩の陣痛が1位なんじゃんって思う方もいるかもしれませんが、
私の病院は陣痛時の呼吸法は人それぞれ違うので〜ってスタンスでラマーズ法などの呼吸法を教えてもらったり練習したりすることなく本番でした。
そのため痛さが全開で力み過ぎて、このままじゃお産が進まないからと言う理由で急遽無痛(和痛)分娩に切り替えることになったのです。
でも切り替えが決まり、承諾書や麻酔科医を待つ間にきてくれた神助産師さんが呼吸法を教えてくださり、その呼吸法が私にはどハマりでかなり痛みは和らぎました。
今思えばあの呼吸法を最初から知っていれば、こんなに苦しまなかったし、多分痛みランキングも帝王切開の方が上になっていたと思います。
その証拠に?呼吸法をマスターした2人目の普通分娩では、そこまで苦しむことなく出産できました。

ちなみにその呼吸法は陣痛の波がきたら「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうーう」と声に出しながら息を長く吐き続けると言うものでした。


出産方法別の怖さランキング

1位、3人目の帝王切開
2位、初産の和痛(無痛)分娩
3位、2人目の普通分娩

帝王切開をする前に手術の承諾書をたくさんかかされました。
輸血とか出血が止まらなかった場合の薬の使用やなんなら亡くなる可能性や後遺症の可能性、子宮摘出の可能性なども書いてあり、
「なんか物凄い不利な契約書に私は今サインをしているのではないだろうか??」
と言う気持ちと不安でいっぱいでした。

また担当医に「今はほとんど腹腔鏡手術などあまり切らない手術が多い中、帝王切開だけは赤ちゃんを取り出すのに20cmくらい切らなければならないからねー」みたいなこと言われて
いや、私素人だからほとんど切らない手術が多いなんて知らなかったし、今聞きたくなかったよ、その情報って感じで、だって私は切るんだから!!切腹するんだから!!って思ってました。

ちなみに初産時の無痛分娩も承諾書に後遺症の可能性みたいなことが書いてあり、怖いなと思ったけど、もう陣痛でそんなこと今は考えてられない!!って感じでした。

もう一度出産するならランキング

1.経膣分娩
2.経膣分娩(和痛)
〜〜〜〜越えられない壁〜〜〜〜
3.帝王切開

これはもう個人的には圧倒的に普通(経膣)分娩ですね!!
まぁ、私はもう帝王切開をしてしまったので、次回があったとしても帝王切開は確定しており、経膣分娩を選ぶことはできませんが…。

この理由は痛さランキングでも話したとおり、2人目以降の経膣分娩はそこまで苦しまずに済むと思うからです。

また、同じ経膣分娩でも和痛より何もしない経膣分娩がランクが上な理由は

・和痛はお金が高い(2018年当時長男の出産した病院では追加料金+60,000円)
・少ないけれど危険性がないわけではない

からです。


産後の回復ランキング

1.経膣分娩
2.帝王切開

普通分娩は痛みの一括払い、帝王切開は痛みの分割払いって感じです。
普通分娩は産まれるまでは陣痛で苦しみますが、産まれたあとは後陣痛くらいでそんなに長く痛みは続きませんでした。

帝王切開は手術が済んでからが本番!痛くて動けないのに癒着を防ぐために歩かされる。
生まれたての仔鹿のようにプルプルしながらトイレに行き、赤ちゃんに会いにいき、結果私は倒れてストレッチャーで運ばれました!!

退院後も出血量が多いので常に貧血気味だし、傷あとがずっと痛い…
産後3ヶ月たった今でもまだ傷が時々痛みます。

それに傷あとはかなり目立つし、薄くなることはあっても消えることはない…。

あと元気に見えても実は癒着していて数年後に病気を発症したり、次回以降の妊娠出産では子宮破裂の危険性があるとか、なんか割に合わない感が凄くて…。


出産方法別の赤ちゃんの性格

昔の人は「帝王切開の子は我慢ができないって言うけど大丈夫?」とか、「帝王切開だと愛情が湧きにくいから母乳が出にくいって言うけど大丈夫?」みたいに心配風の言葉のナイフで滅多刺しにしてくる人いますよね。

令和の時代にそんなことって思うけど、未だに結構いるんですよね。

まずね、「陣痛の痛みが無ければ、愛情がわかないなら男は誰も親にはなれなくないですか?

それから、帝王切開だと母乳が出にくいって言う人、私は帝王切開で産んだ次女をほぼ完母で育てており、日に30g増えれば良いと言われている中、日に40g増えています。

それから母乳育児じゃないとーみたいな人。

私も3人目完母目指してますが、それは私が痩せたいのと、子どもを連れて定期的に粉ミルク買いに行く大変さとか調乳や哺乳瓶消毒の手間とか、粉ミルク缶のゴミが邪魔とか、お金がかかるとかの理由であって母乳信者って訳じゃないです。

出かけるときとか、預ける時には普通に粉ミルクや液体ミルク使っててこんなに便利なもんはないって思ってます。

母乳にしたかったけど、母乳が出にくい人に母乳じゃないとーみたいなこと言う人

経膣分娩が良かったけど、医師の判断で帝王切開になった人に、帝王切開はーみたいなこと言う人

色々いますが自分の力じゃどうにもならないことを悪く言うのはやめて欲しいです、赤ちゃんのことを悪く言われると自分のことを言われる以上に悲しくなります。

あ、で話を戻して赤ちゃんの性格の話なんですが

経膣分娩で産んだ長男と、長女
帝王切開で産んだ次女

次女はまだ生後3ヶ月なので性格ってほどでもないですが、

今のところ、帝王切開で産んだ次女はとても育てやすいです。

長男や長女が生後3ヶ月のときはもっと泣いていたし、もっと吐いてたし、もっと寝なかったです。

長男は現在4歳(もうすぐ5歳)ですが、めちゃめちゃ我慢弱いです…。

それはもう心配になるくらい…自分の思い通りにならないと秒で不機嫌になります。

これが家でだけならいいんだけど…、保育園とかでどうなのか心配です。

我が家で言えば分娩方法と赤ちゃんの性格は関係ないってか、もしも関係あるとしても逆で帝王切開の方が大人しくて育てやすいです。


まとめ

じゃぁ、帝王切開のメリットって何よ!?って感じですが、私は3人目を「全前置胎盤」という1%未満の確率でおこる病気になっての出産でした。

全前置胎盤は大量出血の危険性のある妊娠なので、帝王切開でなければ私は出血多量で今このブログを書いていなかったと思います。

江戸時代だったらタヒんでたなーとか思います。

そんな感じで帝王切開母子の命を守ってくれた現代医療や帝王切開、先生方には感謝しかありません。

以上が、普通分娩も、無痛(和痛)分娩も、帝王切開も経験した私の個人的な感想です。



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