ミイの日々 つわりは病気じゃないと言う人に読んでもらいたい話

つわりは病気じゃないと言う人に読んでもらいたい話

つわりは病気じゃないと言う人に読んでもらいたい話


私は最近まで入院していました。

理由はコロナ感染と重症妊娠悪阻の併発で血栓の危険性が高かったための緊急入院でした。

コロナ感染の時点で通常より血栓の可能性が高まるらしいのですが、

重症妊娠悪阻でケトン+3で飲食物の経口摂取ができなかった私は脱水症状もあったため、更に血栓の可能性が高かったようです。

幸い35日間の入院のおかげで無事に回復していき、今はもとの生活まではいきませんが退院することができました。

血栓の可能性が高いので緊急入院と言われ入院したときは、思考能力も低下していたため医者看護師さんに言われるがまま、よくわからないままベッドの上で酸素測る機械と心拍測る機械と、点滴を繋がれていました。

入院するのに名前とか書かされたけど、内容を読んでも、言ってる意味がわからないような状態で

記入欄の「名前」名前って誰の名前?あ、私か、とか郵便番号も何故か、前住んでた郵便番号が先に出てきて現住所の郵便番号がなかなか浮かばず、先に住所書いたけど番地を書き間違えたり自分の携帯の番号もパッと出てこなかったりと

なんか数字的なものが特にダメでした。

多分あのときだったら、7+8くらいの繰上げのある計算も間違えていたかもしれませんし、詐欺の電話とかかかってきてたら引っかかってたかもしれません。

いや、電話できる状態じゃなかったから逆にひっかからないか。

まぁ、今思えばそんな感じだったで当時は血栓の危険性が高いと言われてもネットで検索する余裕もなく

入院も後半になり、やっと診断書を書いてもらったときに診断書に「血栓」の可能性が高く入院と書いてあるのを見て、

改めて血栓について調べました。

血栓は脳に行けば、脳梗塞
心臓に行けば、心筋梗塞
四肢に行けば、最悪切断

だと知り、今更ながら恐ろしくなりました。

血栓がもしもできてしまっていたら生死の問題か、じゃなくとも後遺症の問題があったわけです。

妊娠は病気じゃなく状態、つわりは病気じゃなく症状とよく言います。

つらいことには変わりがないのに、実際、そのため通常妊娠やつわりでは保険はききません。

これが、つわりは病気じゃないと言われてしまうことの1つです。

しかし、重症妊娠悪阻になると話は違い重症妊娠悪阻は「病気」だそう。

なので、健康保険も効くし、民間の保険も対象であることが多いです。

考え方が古い昔の人はそれでも病気じゃないと言う人がいます。

そんな人に知ってもらいたいのが

重症妊娠悪阻になる確率は妊娠全体の0.5%ほどで、最悪妊婦本人が亡くなる場合や赤ちゃんを諦めなければならない場合もあるそうです。

0.5%というのは、妊婦さん200人いたら1人くらいの割合だそうです。

1/200の重症妊娠悪阻の中で、更に母子が死亡するような状態になる血栓ができる確率は0.1%〜2%(妊娠全体の確率であり、妊娠悪阻時の確率は調べきれませんでした。)ので、仮に1%と仮定します。

そして、血栓を発症した人が死亡する確率は20〜30%だそうです。

つまり、20000人妊婦がいたら100人妊娠悪阻で、そのうちの1人は血栓ができて、その人は2〜3割の確率で亡くなってしまうわけです。

私はこの中で言うと、20,000人のうちの100人
ですみましたが、

コロナで血栓の確率が通常の重症妊娠悪阻の妊婦より更に高まっていたことにより、

20,000人のうちの1人になる可能性がとても高い100人だったわけです。

たまたま、100人の中ですみましたが、もし1人になってしまっていたら

20〜30%の確率で…と考えるとだいぶ恐ろしくところにいたんだなと思います。

それでも、重症妊娠悪阻は病気じゃないと言う考えの方

血栓ができやすい病気の中に、高脂血症糖尿病があります。

高脂血症や糖尿病は病気じゃありませんか??

普通これらを病気じゃないと言う人はいませんよね。

でも、妊娠は自分で望んだことでしょって?確かにそうです。

じゃぁ高脂血症や糖尿病は自分の食生活や運動習慣が原因じゃないと言い切れますか??
(遺伝的なものや、先天性のものだったら違うでしょうけど)

まぁ、何が言いたいかと言うと

人によってはつわりは病気じゃないと言うかもしれないけれど、重症妊娠悪阻は病気であって、

そんな病気一歩手前の「つわり」の妊婦さんを病気じゃないからと言う考え方で無理させたり、精神論や、個人差や時代差があるのに、自身の考え方で否定したりするのはやめましょうって話です。

特に旦那さん病気の一歩手前で命の危険にさらされながらあなたの子供を文字通り身体をはって育てているのです、また古い考えのお姑さんや実母さん、お腹にいるのはあなたの孫であり、あなた方も通って知っているはずのつらさをなぜ理解してあげられないのか、自分がされて言われて嫌だったことをどうして他人にもしてしまうのか。

世の中の人すべてがそうではないのはわかっていますが、もしそういう人がいたら読んでもらいたないなぁと思っています。


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